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​About

このページでは、私がどのような思いで作品を制作しているのか、その背景や考えを少しずつ記していきます。

伝統や文化を大切にする環境で育ち、幼い頃からアニメや漫画の世界にも親しんできました。伝統文化とポップカルチャー、規律と自由。その間を行き来する中で育まれた感覚が、私の作品の根底にあります。

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アートとしての位置づけ

私は、生き物や食べ物、自然など、この世界に存在するさまざまなものを吹きガラスで表現しています。

生き物は骨や内臓から、昆虫は幼虫や蛹から、花は種から。食べ物は、実際に料理をするように具材を用意し、手順を重ねながら制作します。完成した姿をそのまま再現するのではなく、その存在が生まれ、形づくられていく過程そのものを表現しています。

最近、世界中で命や自然、身のまわりにあるものへの感謝が少しずつ失われつつあると感じます。そんな中でアーティストとして、自分の表現を通して意味のあることがしたいと思うようになったことが、今の制作スタイルに繋がっています。

溶けたガラスは、熱の中で液体のように形を変えながら、冷えることでその瞬間の形をとどめます。また、その透明性によって、内部から組み立てた構造を完成後にも見ることができます。また、ガラスは長い時間その姿を残すことができる一方で、強い衝撃によって壊れる脆さも持っています。生まれ、変化し、やがて失われていく生命や自然を大きなテーマとする私にとって、この保存性と脆さが同時に存在することにも意味を感じています。それらが私の表現にガラスが合っていると感じる理由です。

私はその制作のプロセスをチームとともに映像として記録し、世界に向けて発表しています。映像もまた、単なる制作記録ではなく、私の表現を構成する作品のひとつとして位置づけ、発表しています。

 

生かされている感覚

思いやり、感謝、目に見えないものへの敬意。そして、同じことに何度でも丁寧に向き合うこと。

私は日本に生まれ、そうした感覚を大切にする環境で育ちました。人だけでなく、自然や物、身のまわりに存在するものにも心を向け、大切にすること。それは、私が守っていきたい精神のひとつです。

日本には「八百万の神」という考え方があります。山や木、石、道具など、あらゆるものに神や魂が宿るとする感覚です。

私にとって、物に魂があるように感じることは昔からとても自然でした。作品の中に目のついたモチーフがたびたび登場するのも、そうした感覚とつながっています。

また、細かな部分にまで心を配ることも、私にとっては敬意であり、愛情のかたちです。その積み重ねの中に、自分が日本で育ってきた感覚が自然と表れているように思います。

影響を受けたもの

私の感性の背景には、日本の文化と、幼い頃から親しんできたアニメや漫画、映画などのポップカルチャーがあります。

7歳から現在まで箏を続けてきました。日本の伝統文化に触れた一方で、笑いと哀しみ、かわいらしさと奇妙さが同時に存在するアニメや漫画、映画の世界にも夢中になりました。

言葉ですべてを説明しなくても、形や色、動きによってひとつの世界観を伝えることができる。そうした表現から、私は多くの影響を受けています。

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